西暦6世紀ごろ、中国から伝わった書道は貴族や武士の教養として広まり、その後一般にも普及していきました。

漢字・かなを交えた書道は日本独自の芸術として発展し、現代でも小学校で習字の授業があるなど、伝統文化として親しまれています。

私たち祥碩堂は、墨づくりを通し書道文化の継承・普及に努めてきました。
なかでも力を注いできたのは、品質向上と時代に合わせた製品開発です。

高級墨液「良寛」、作品用墨液「万寿」は、ともに私たちが誇る最高級の墨液。本膠を使用し、漢字、かな、調和体、どのような書体であってもなめらかな書き味、繊細な表現を叶えます。

時代が変われば生活習慣も変わり、書道を取り巻く環境も変わっていきます。
そのような現代のニーズに応えて生まれたのが、2001年発売の学童用墨液「もど～る墨液」です。
軽い水洗いだけで固まった筆が柔らかく戻る墨液は、当時日本初。書道教室や学校など、お客様の声をもとに当社独自の技術を用いて開発しました。

伝統を大切に守り、継承していくために、私たち作り手は日々品質向上に励み、時代に合わせた挑戦をつづけていきます。
今日まで進化しつづけてきた祥碩堂の書道用墨を、ぜひ大切な作品制作、また日々の練習、書道教室にお役立てください。